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「織姫」おいしさのひみつ
織姫はなぜおいしいのか。 織姫がつくられている岡山県井原市美星町は、周囲の町と比べてずいぶんと標高が高くなります。美星町だけが、ぽこっと突起しているような状態です。山頂に町があるのです。ですから周囲からの風や寒気にさらされていて、非常に寒いです。しかし岡山県は晴れの国。中国山地と四国山地にはさまれていて、雲が入ってくることが少ないのです。寒い美星町にも日照はしっかりとふりそそぎ、晴れの日が多い分、年間通しての日照時間はとても長いです。ですから日のあたる昼間は、美星町も暖かくなります。昼夜の温度差は実に平均15℃もあります。
とてもよく晴れ、標高が高く、昼夜の温度差が激しいため、夜の空気は冴え渡り、くもりのない澄んだ空気になります。これが星の郷とよばれる理由です。海上保安庁の水路観測所・スペースガードの宇宙ごみ監視所・一般開放の美星天文台と三つの天文台があることからもわかるように、非常に星がよく見えます。肉眼で見ていても、晴れの日の夜空を5分も見ていれば流れ星が見れるほどです。
織姫はこんな空気の中、山から湧き出るきれいな水で育てられています。昼間は晴れの国の太陽を浴び、のびのびと育ち、夜はさえわたる寒さにぐっと堪えています。実はこれは非常に重要なことで、温度差が激しいほど、お米は鍛えられ、おいしくなるのです。これは葡萄も同じですね。糖分がしっかりと出て、もちっとした粘り強さがでます。さらに山からのくもりのない天然水をたくさん吸い上げて、秋には見事な穂が実ります。だからおいしいのです。
この美星町の中でも、地域によって日照条件や土質・水質は違います。織姫はお米がおいしいといわれる地域のこしひかりのみを厳選し、私たち農家の手で直接精米しています。そして私たちの手で袋詰め・荷造りをしてお客様に発送しています。お客様の手に届く織姫は、農家の味そのものなのです。
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